空想ラビュリントス(仮)

2010年01月01日
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Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(32)TrackBack(1)ニュース・スレッド・エントリー編集
2008年10月10日

こんな夢を見た。

まん中に大きな犬、お座りした身の丈が7、8階建てのビルほどもあるこの世に存在するはずのない犬。
そのまわりをこの世の標準サイズの大型犬がふせの姿勢で中心の犬を見上げ、守護するように取り囲んでいる。

中央の巨大な犬には火がついている。
炎がメラメラあがっている。
青白い炎の中で犬の表情は安定している。

巨大犬が腹を地面にこすりつけるような俊敏な動きをした。
すると、雷が一つ落ち、取り巻きの犬一匹に火がついた。
炎はつぎつぎ隣りの犬に燃え移り、炎のリングができた。

あたりは見た目の状況とは不釣り合いに静かだ。
巨大犬はお座りの姿勢から腰を上げ、猛然と走り出す。
その前方に、西洋風の神官のような衣装をまとった天狗(?)がいて、犬は天狗と共に空へ駆け上っていく。
上空で天狗が巨大犬の腹をつかみ、山の向こうへ投げ飛ばした。


  
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(3)TrackBack(0)明晰夢・白昼夢・夢日記編集
2006年10月10日
 
こんな夢を見た。
 
7、8才の女の子がショッピングモールの中央遊歩道で、片面だけのタイヤキを温めている。
屋根もないので屋台ともいえないのだけれど、こちらに三人、あちらに四人。
「なにも遠足に来てまでもねぇ、」といっしょに眺めていた仲間が言うので、オレも同調して「例外的に一人なら分かるが、こう何人もというのはどういうことか、」などと言ってみた。
この街にあるモール街は、遠方から小学生たちがやって来ては弁当を広げる課外授業の名所として知られている。

オレたちは、直径1メートル程の水滴の表面にぶら下がるように張り付いて、モール街周辺を水滴の内に覗き見していた。
タイヤキをせっせと温める彼女たちも本来ならお昼ご飯の時間であるというのに、働いているように見える。ここからでは金銭の遣り取りがあるのかどうかまでは分からない。
もっと近づいてよく見るためにオレたちは、水滴の中に足を踏み入れ泳ぐように移動した。

彼女たちを身近に見て分かったことは、「餡は混ぜものが多くて不味そうだったこと」と「出来合いのモナカを使っていること」ぐらいだった。
オレたちはタイヤキ屋の先の特設リングなども一通り見てから、さらに先のバスケットコートまで行き、すれ違いざまのパスやフェイントの練習を何度もした。

小一時間ほど汗を流した後、右耳の付け根を大ケガした牧羊犬が、コートの隅にしゃがみ込んでこちらを見物していることに気がついた。
「ケガしてるね、傷口がまだ開いてる」
「うん、ボールが当たったんだよ」
「今はもう止まったけど、血が出て止まらなかったんだ。ケガをしたのは四日前なのさ」
オレが話しかけると、犬が流暢な日本語で返事をした。
そしてその返答が日本語でありながら、同時に外国語としても聞こえる不思議な発話方法だったので、大変感心し驚いた。
   
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(4)TrackBack(0)明晰夢・白昼夢・夢日記編集
2006年05月08日
 
オレが光線を発射すると、宇宙にザルを構えた人が浮いていて、パラボラアンテナよろしくザルに反射した光線で、オレと取っ組み合いをしている最中の地上の人間を焼き殺す。

オレは腹が立って立ってしかたなかった。なぜなら、教室に置いておいたレコード千枚を学校側に勝手に処分されたみたいだからだ。卒業式の日もちゃんとオレは学校にいて、レコードも全部持って帰るつもりでいた。それなのにウロチョロしてるうちに式は終わり、教室にはシャッターが降りていた。あんまり慌てて廊下を走るものだから、「この辺にそんなに慌てて探すいい店でもあったかしら……」なんて女子生徒に陰口叩かれたんだ。

オレは廊下から続く街の中へ走り出し、商店街のはずれに処分されたレコードの一部とそれ以外の大量の忘れ物を集めた一角を見つけ出した。
まったく数えはしなかったけど、千枚のうち三百枚ぐらいしかないんだ。
「オレは訴えてやるぞー、千枚全部見つからないなら学校側に百万円訴えてやるぞ。百万円が駄目なら二百万円訴えてやる」

学校に抗議の電話をしたら、こんなことを言いやがった。
「通常のアドレスhttp://のあとに“10-1”を書き加えて下さい。そこへアクセスすれば、商店街の中に“卒業式の日の教室”が現れます」と。
ここでは省略するが他にもいろいろあったんだ。
「12歳の娼婦」「片言の日本語セリフの店員」「寝かせた娘に水をかける父親」「学校の偉いさんだと思っていたら、その内二人はジューサーミキサーだった」、そんな話がな。
   
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(11)TrackBack(0)明晰夢・白昼夢・夢日記編集
2006年04月11日
 
75.
食べ終えた肉皿のソースを舌でじかに舐めるような、人前ではこれまで控えていたそういう習慣一般を、私はこの村の暮らしの中で身につけていったのである。

夜の闇に隠れて近隣の村々へ出向き、高床式になった米倉に細工を施し、ネズミたちの味方をした。ネズミ返しのところに棒きれを括り付け、彼らが斜めに這い上がれるようにしたのだ。

ある日の真夜中、私は胡座をかき、たき火に顔を照らされるネズミたちと洞窟にいた。私の工作が彼らの利得となり、それがまた私の儲けとなった。

私はネズミ一匹がやっと通れる小さな穴をくぐり、地上までの距離をつかって人間の形と人間らしさを取り戻し、何食わぬ顔のまま床に入り眠った。
   
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2006年04月05日
 
こんな夢を見た。

芝生に砂利道がくねくね走る人間が自然を模倣しようとした不自然な公園があった。

その公園の片隅にスポーツ用品を扱ったアウトレットストアが見えた。
木陰を横切り入った店内の壁は、スニーカーを詰めた箱が天井まで積み上げられている。
「これがいいですよ」と声が女、見た目が男のレインコートを着た客の一人が声を掛けてきた。手には、映画フィルム三コマをアクリル板で挟んだメモリアルグッズのようなものを持っている。
オレはその白黒フィルムに心暖まる何かを感じたが一瞥しただけで無関心でいると、レインコートの客は無言でそれを自分のコートのポケットに入れた、勘定も済ませずに。

スニーカーを選べずに店を出たところで面白いものを見たよ。
砂利道の真ん中にうつ伏せる大人でも子供でもない鬣(たてがみ)の揃わないライオンの上を、まるっきり子供のもう一匹のライオンが大胆不敵にも正面から跨いでいった。
二匹が重なったところで、下のライオンが立ち上がり、上の子供ライオンはひっくり返った。あっけなくひっくり返った子供ライオンの身体からは、20、30と数字が刻印されたメダル型の電池とさっきの映画グッズがこぼれ落ちた。開いたファスナーからこぼれ落ちた。

すぐ横の芝生で寝ころんでいた大きなライオンが近づいてきて、電池を拾いながら「ガルウー、グルル〜(これを数字並びで集めるのが楽しいんだよなー、光るところもいいんだよな〜)」と言った。
映画フィルムのあれを見つけると「ガルガル!(これは一億円以上の価値がある!)」とライオンは興奮した。
オレもどさくさに紛れて拾った電池をライオンに売り付けてやろうと持って行ったが「ガオー!(おまえから買うぐらいなら、奪いとってやる!)」と吠えられた。
   
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(3)TrackBack(1)明晰夢・白昼夢・夢日記編集
2006年03月20日
 
こんな夢を見た。

海岸線に集まった小さな灯りを遠くに眺める沖合で、車輪の全体を海水に浸した僕たちは二人乗りの自転車で陸をめざした。

「前、代わってやろうか」と後ろのOが言うんだけど、この自転車の後輪は空気があんまり入ってないんだよ、だから真ん中に重みがかかるように乗らないと後ろタイヤがズルズルいうんだよ。そこんとこ分かってんのかOよ。前に代わったOは、やはりというかバカというか何にも障害物のないところで大胆にハンドルを切ったので、僕らは水の上にやさしく転倒した。

僕は背中に背負ったリュックの他に、デニム地のトートバックも肩にかけていて、肩にかけたトートバックの方の荷物だけが、転んだ拍子に放り出された。
陸から遙か彼方の沖合で転んだ僕の手荷物がどこに放り出されたかというと、めざす海岸線からおそらく数キロ以上離れたどこかの踏み切りのレールの上に放り出された。
僕は散らばったノート、ルーズリーフ、本、写真集を拾った。そしてこれがまた何というかバカというかOのハンドル捌きによって僕たちは、この転ぶ、レールの上に散らばる、を都合三度くり返した。

三度目の回収を終えてから僕は、踏み切りの外で待つ二十歳前後の女性三人と別れの抱擁を交わした。薄くなって消えていく彼女たち三人を見送った。
放り出される度にノートその他等々は、レールに染みついた黒い血の跡をキレイにしたんだけど、だからといって僕のノートその他等々が汚れたわけでもなかったんだよ。
   
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(5)TrackBack(1)明晰夢・白昼夢・夢日記編集
2006年03月12日
 
こんな夢を見た。 
 
ゆるい上り坂の傍らに、一円玉が置いてある。
四、五メートルごとに二枚ずつ、何かの目印なのか道の左脇に置いてある。
舗装されていない土の道に顔を近づけ、そのうちの一枚を手にとった。

よく見ると道の表面には、化石化した小銭の束がたくさん埋まっていた。
握り拳より少し大きいぐらいの棒状の塊りで、一部分端くれだけがその姿を外部にのぞかせていた。オレはできるだけ五百円玉と百円玉を多く含んだ塊りを選んで拾った。
通りすがりの誰かが五百円玉の混じった化石を悪気もなく手渡してくれるので勢いづき、いつまでも拾うのを止めることができなかった。

一時間ばかり遅れて到着した音楽教室では、ちょうど、教壇かみての男が
「宇宙には一兆分の一の確率、一兆分の一の空間というものがあります」
「これからそれを皆さんに証明してみせることにしましょう」とぶっているところだった。
黒板前のグランドピアノ、アップライトピアノ二台、木琴には、それぞれ三人ずつほど計十数人が並んでいて、ひとつのメロディが示されたあと、皆がいっせいに思い思い即興演奏を始めた。
 
演奏が続く一方、教室のすぐそばの廊下では、透明な素材でできた空調ダクトの中を、無数の黒い影がすごい勢いで飛んでいた。 
その黒い粒が、ゴキブリなのか、コウモリなのか、近づいてよく見ても分からなかった。
   
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(4)TrackBack(0)明晰夢・白昼夢・夢日記編集
2006年02月25日
 
こんな夢を見た。

カウンターでジュースなど食して勘定の段になるが、サイフがなく、見回したあげく見つけたそれは、唾が吐きかけられていた。
再開発が進んだS駅前に新しく掘り当てられた温泉大浴場へ向かう途中、立ちよった軽食屋でのことであった。

自宅の方角から温泉へ向かうと、S駅裏口から回り込んで、駅前に抜ける道順になる。
とぼとぼ歩いて、駅裏口に前々からある壁の時計を見たら、午前八時。
しかし、新しく建てられた時計塔の針は、午後一時を指していた。
「なぜだろう?」

二つの時計の時間差は、昨日、近所の一戸建てを調べていて、何とはなしに壁を押し上げ傾けて、家の底面に貼り付いた値札を確認したことが関係しているのかもしれない。家の値段は五万六千いくらかであった。

もうひとつ思い当たることは、忍び込んだ小学校で、女の子に追いかけられる男の子を、正義心から女の子に荷担したオレが、いっしょになって追いかけまわしたことだ。
机の下にかくれた男の子を、むりやり引きずりだし、隠し事をする悪い子供を律するためだと大義をたて、着ている洋服を全部剥ぎ取った。
裸になった男の子の股間には、あるべきものがなく、どちらかというとそこは、女の子のそれであった。
秘密が知られ、頼るものもなにもなく、泣き声をあげはじめた男の子を見て、オレはやっと自分のしたことに気づいたのだった。
   
Posted by 迷宮の中のらびゅー│PermalinkComment(2)TrackBack(0)明晰夢・白昼夢・夢日記編集